行動を成果につなげたいヒト必見の情報ブログ

2. 共感される

神経科学者Daniel J Levitin氏の最新刊にみる「脳にとって良い年の取り方」

脳に良い老化

今月、Daniel J Levitin氏の『Successful Aging』という本が発刊した。脳細胞は加齢とともに衰え、一度死滅した脳細胞は不可逆という従来のネガティブな見方を変える見解が書かれている。確かに脳細胞は一度壊れると二度と復活することはない。だが、彼の周りには明るく元気な老人とそうでない老人がいる。その差はどこから来ているのか、科学者として分析した結果を本にまとめている。過去の著作も日本語に翻訳されたので、今回もどこかの出版社が権利を獲得して来年ぐらいには翻訳本が出るのではないかと思う。ただ、翻訳本の悪い点は、「翻訳に時間がかかる」ことだ。500ページ以上もあるので、日本語になるには1年以上かかると思われる。なので以下に私が一番気になったところを1点だけ紹介したいと思う。

“年を取ると見方を変えるのが難しくなったり、新しい別の何かを理解するのが難しくなったりしないだろうかとみんな疑問に思うだろう。それは確かな傾向だ。だからこそあなたはそれと戦わなければならない。年を取ると自分のやり方に固執しがちになるので、自己満足を避けなければならない。私たちは物事を同じように見たいと思う傾向がある。おいしいとわかっているいつものレストランに行く。自分が嫌な気持ちにならないとわかっている友人といつも一緒に過ごしがちです。新しいアイデアを得て、従来の考え方に挑戦することは、あなたのの脳を健全に保つために必要だ。そうした行動は脳にとって重要な食べ物だから。”

つまり、自分のコンフォートゾーンにいてはだめだということだ。彼が言うには、年をとっても輝いている、生活が充実している人は決まって、新しいチャレンジを続けているということ。当たり前のようで重要な指摘だ。重要なのはリタイアする前にそうしたものを見つけられるかどうか。急に定年退職を迎えて、「さぁ、何かしよう!」と思っても遅いのだ。いまからでも新しいチャレンジができるものを見つけておかねばならない。

ABOUT ME
島田 亮司
ストックホルム大学交換留学を経て、中央大学法学部卒業。都内の大手教科書出版社に入社、主に英語辞典や教材の編集、異文化理解教育のテキスト製作を担当。その後、PHP研究所にて英文月刊誌の副編集長として国内外の取材、執筆、編集に携わる一方、松下幸之助研究の研究スタッフとして外国人経営者向けの研修セミナーの企画、運営、講演を行う。また、1997年設立のNPO国際交流団体SIEN(埼玉県国際交流協会登録)の代表として現在までの22年間、異文化理解、交流促進に関わる社会活動をする他、在日外国人向けに賃貸物件のアドバイス等を行う。宅地建物取引士。英語通訳案内士。