5月1日のアリ・デーのパネルのすぐ脇に本社受付デスクがある。IT企業風のすっきりと洗練された印象を受けた。ちょうどその後方にまた別のパネルとスクリーンの展示がある。ここにはアリババのいままでの歴史と今後の戦略についての概要が書かれている。1999年に創業し、現在ですでに20年を超えた。目標は「3世紀にわたって繁栄する企業に!」とのことだ。つまり、1999年の20世紀、そして現在の21世紀、さらには2101年から始まる22世紀までの3世紀にわたる歴史を作ろうということだ。1999年は20世紀だが、世紀末。ちょっとずるい感じを受けた。それにしても日本であれば100年企業など、別の尺度で企業の歴史を語ることが多いが、「3世紀にわたる」というのは面白い。2000年創業の会社であれば、翌年には世紀が変わるため、1年続けば、「わが社は2世紀にわたり続いています!」と堂々と述べることができる。まぁ、そんな会社はないと思うが。。。

ちょっと文字が小さくと紹介できないが、2000年にソフトバンクグループの創業者、孫正義氏がアリババに投資したことは日本人でも多くの人がご存じだろう。この展示スクリーンにも2000年の大事な出来事として記録されていた。シルビアさんによるとアリババの社員で孫正義を知らない人はいないとのこと。いまでは中国全土で知られる日本の経営者になった。
