3. 巻込む

部下には1000%の熱意をもってアピールしなければならない

情熱をもって話す

模範を示して部下を統率しようとするなら、自分の考えを部下全員に繰り返し伝えることを忘れてはいけない。また、相手と自分の考えを共有するとき、どれだけ熱意を持って言葉にできるかで違いが出てくる。

普通の人なら、100%の熱意を持って話せば、自分の意図を100%の人に伝えることができると思うだろう。実際には、100%の熱意を持って話しても、自分の意思の100%を組織全体に伝えることは不可能だ。あなたの言葉が部下の間で伝えられる一方で、あなたがそこに入れた熱意はやがて失われ、あなたの意図の10%しか組織の下位のメンバーに伝えられないだろう。

ある心理実験の結果がある。10人が並んでいるとする。最初の人は絵を見せられ、それを暗記するように言われる。次に、その人は2番目の人に絵を言葉で説明します。そして、2番目の人が3番目の人に説明します。この手順は、最後の人が画像の説明を聞くまで繰り返される。最後の人が説明を聞いて描いた絵は、原画に比べて驚くほど単純だという。社内で使われている言葉にも同じことが起こるだろう。

実際、リーダーが自分の意思を部下に100%伝えたいのであれば、1000%の熱意を言葉にしなければならない。指導者の言葉が熱意にあふれてこそ、部下はその真意を理解することができる。そのため、指導者はまず部下に心から自分の考えを訴えることに集中しなければならない。

リーダーの中には、部下が自分の考えを話しても理解してくれないのは恥ずかしいことだと考える人もいるかもしれない。1000%の熱意を持って自分の考えを訴えているかどうかを聞きたい。指導者が口先だけでは、部下や社員に伝わらない。

部下が十分に理解していないと文句を言う経営者がよくいる。しかし、経営者が1000%の熱意をもって自分の考えをアピールすれば、部下は常に自分の言っていることを100%理解するだろう。

ABOUT ME
島田 亮司
ストックホルム大学交換留学を経て、中央大学法学部卒業。都内の大手教科書出版社に入社、主に英語辞典や教材の編集、異文化理解教育のテキスト製作を担当。その後、PHP研究所にて英文月刊誌の副編集長として国内外の取材、執筆、編集に携わる一方、松下幸之助研究の研究スタッフとして外国人経営者向けの研修セミナーの企画、運営、講演を行う。また、1997年設立のNPO国際交流団体SIEN(埼玉県国際交流協会登録)の代表として現在までの22年間、異文化理解、交流促進に関わる社会活動をする他、在日外国人向けに賃貸物件のアドバイス等を行う。宅地建物取引士。英語通訳案内士。
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