明確にしないことでわかった本当にやりたいこと。
2024/11/022025/01/06
目次
言語化するのを辞めました。
私は自分のやりたいことを常に言語化できるように意識してきました。
何故なら言語化しないと自分のやりたいことに人を巻き込むことはできないと思っているからです。
言語化するから私の話を聞いた人は共感してくれたり、アドバイスをくれたり、批判してくれたり、いろいろな反応を示してくれます。
すると私は自分の言葉に責任が生まれ、自分の言葉通りに歩もうと共感してくれた方々と行動すると思っていたのです。
当時の私の意識自体は個人的に良いと思っています。
ただ、私が自分のやりたいことを適切に表現できていたらの話ですが、
自分自身を振り返って実感します。残念なことに私は自分のやりたいことを適切に表現できていませんでした(全く腑に落ちていませんでした)。
そして更に残念なことに、私は腑に落ちないことは1ミリも行動しなかったのです。。
何故腑に落ちなかったのか?
私のやりたいことは19歳の頃からずっと
すべての人が自分のやりたいことを当たり前のように実現できるプラットフォームをつくることです
必要な要素は全て既に世の中にあると思っています。にもかかわらず、自分のやりたいことを実現するために誰もが当たり前に通ることができるプラットフォーム・・私は聞いたことがありません。
私のやろうとしていることは前例があるものではなく、0→1のアイディアで、言語化が非常に難しい内容だったんですね、
だから分かっているところだけを言語にするか、最後まできちんと見えていないのであれば何も言語化しないほうがよかったかもしれません・・・
実際のところ私は常に、自分の頭にあることを無理やり言語化して、自分自身を説得していました(今振り返ると、言語化しなければいけない!と勝手に脅迫観念を感じていたんだと思います)。
無理やり言語化していたから、自分の作った表現が腑に落ちない。
腑に落ちないから自分の言った言葉を行動に移さない。
行動しないから思考を正確に言語化するように周りに求められる・・・
結局・・・その場限りの言葉を練りだす・・・
こんなサイクルで周りの人を振り回したし、自分自身も振り回しました。
19歳の頃からって考えるとひどく長い周り道でしたが、私は2023年春ぐらいから、今までみたいに無理に自分のやりたいことを言語化することを辞めました(正確には諦めました)。とはいえ、いろいろ自分の思考を言語化する癖は止められないので(笑)、なるべく周りの人を振り回さないように、起業や既存の企業で務めるのではなく、私はフリーランスという道を選びました。
そのおかげで、自分の感覚に集中できているのか、私が大切していること、私が本当にやりたいことの正体が初めて見えてきました。
やりたいことは勝手に沁み込んできた
見えてきたと書きましたが、いきなりガツンと見えたわけではありません。
詳しい事は割愛しますが、2023年春、私は家族と一緒に幸せになることを選択しました。
だから、多くを失った2022年末以降の私は、家族と一緒にいるために家族の生活をどうにかして立て直そうと必死になったんです。今まで当たり前のこと過ぎてまじまじと考えたこともなかったでんですが、ずっと家族と笑顔で過ごしたいという気持ちが沁み込んできました。
頭では常に考えていたことでしたが、気持ちに沁み込ん出来た時、初めて実感しました。私の活動の軸はあくまでも目の前にいる家族なんだということを。
凄く不思議でした。自分のやりたいことを言語化しようと模索した25年間おぼろげにしか見えなかったものが、自分が最終的に味わいたい感情や、その感情を味わえる目的地を明確にしたら、途端にドミノ倒しのように見えてきたんです。
19~45歳までずっと見なかった具体的な計画があります。それまでは分かる範囲内外で迷走したり、外堀を固めたりしていました。
にもかかわらず、このたった数か月で、私は考えている事の入口から出口まで具体的な計画に落とし込めたんです!
当然計画は未定で、時代の流れとともにその詳細は変わるものです。だけど、その計画があることで、私は自信もって歩み始められます。今書いているブログも、書こうと思ったのは数年前。何を書いたらいいのか分からずに気づいたら今日まできたんですが、ようやくの第一歩です。
勿論計画は実践とともに変わり続けますが、いろいろ言語化できた今は計画(=方向が定まっていない)がなくて安定しなかった活動を終えて、着実に歩み続ける毎日にしたいと思います。
これから私が言語化した計画を一つづつ形にしてお届けします。
この思考錯誤を通して気づいたこと
人生ってシンプルだけど複雑。
これにつきます。ある意味、45歳にして私は歩み始めたばかりです。最終的にどうなるのかは全くわかったものではありません。
私は自分の行きたいところを正確に見ていなかったから、25年間迷い続けたんです。25年間って、、どんなだけ、、、って気分になりますが(笑)
そのおかげで私はこの25年間中途半端に行動し、大いに周りと自分を振り回しましてしまいました。
ホントいい迷惑です。お世話になった方々に恩返しやお詫びし切れるものではないので、お世話になった倍以上を社会に還元していきたい。それができる人間になりたいと思います。
話を戻します。改めて私の気づいたことを明記します。
大きくは「人生ってシンプルだけど複雑」です。
具体的な気づきを振り返ると。
1.地図を見るように人生をみる
初めて行く場所は住所が正確でないと辿り着けません。①行きたいところを明確にして ②自分の現在地を明確にして ③行き方を決める。人生とは気軽に楽しめる旅なのかもしれません。
2.腑に落ちないことは言語化しない
思考や感情を言葉にするというのは、可能性を限定することになります。だから自分がやりたいことを無理やり言葉にしないことが非常に重要。言語化すると、自分も周りも影響されます。
3.人生の目的地は感情にある
自分がやり続けたいことは、辿り着いた先でどんな感情を得たいかを想像すると明確になりやすい。その感情はどこで得られるのかを想像すると「本当にやりたいこと」が浮彫になります。
4.目的地が分かると計画が分かる
自動車のナビに正確に住所を入力するとルートが出力されるように。本当に自分の腑に落ちた目的地を定めると、するすると目的地に辿り着く方法(ルート=計画)が分かります。