Step3
やりたいことを事業にする
心構え
共感を事業にする
共感されたものを事業にするためには大なり小なり[求心力]が必要になります。
[求心力]とは、円運動によって物の中心に向かおうとする力。その動きを人にたとえて、ある人を中心にしてその人に向かおうとする力のことを[求心力]と言います。
難しく聞こえるかもしれませんが、エッセンスは非常にシンプルです。周りの人のメリット(幸せ)を第一に考えて行動するということです。
自分に求心力を身につけるには、自分といることがメリットになると相手に思わせられているかどうかで決まります。それが前提にあり、その上に一緒にいて心地よいなどの情緒的なことが加わります。
一番重要なのはメリットがなんであるかを間違えないということです(お互いのメリット(幸せ)がなんであるか分かっている関係性は非常に気楽です)。相手が常に考えちゃうお悩みがあったら、そのお悩みの解決に向かうものを提供できる何かは相手にとってのメリットと言えます。
本音からの共感がない事業は寂しいものです。だけど共感だけで事業が成立しないのもまた事実です。
[求心力]が高まると・・・
あらゆるビジネスを自由に創れるようになります。
各項目の詳細
3-1. イイネの種類と付き合い方
[考え方7]イイネの量に大きな意味はない
SNSは革命的に便利なものであると同時に非常に厄介なものだとも思っています。投稿につけられるイイネが何者なのか全く分からないということです。
まず意識したいのはイイネには本音からのイイネと形だけのイイネがあります。
もう少し分解すると
- 責任あるイイネ(そのイイネから何かが始まりうるもの)
- 衝動的なイイネ(大抵のイイネですが、瞬間的にイイ!と思ったもの)
- 自分のためのイイネ(アカウントを育てるためのイイネ(これも多い))
- 無責任なイイネ(共感もしてないけど、とりあえず押されているもの)
まず1~4の種類があることを明確に認識した上で、イイネの量は共感量の指標にはなるがそれ以上ではないことを理解し、イイネに振り回されない事が重要です。
[行動7]パートナーを見つける
良い出会いはすぐに得られるものではありません。人が発する言葉、表情を観察して、本当に共感してくれているのか、その人と一緒にいて心から心地良いと思えるか、繰り返し参加して、直感を最優先に行動してみてください。一つの出会いで景色は変わるものです。
3-2. 事業化までのロードマップ
[考え方8]最終目標から逆算して今をつくる
事業化までのロードマップに近道はありません。一歩一歩を確認しながら着実に歩み続けるだけです。
[事業家までのロードマップ]
- コンセプトづくり(誰のどんなお悩みを解決するのか)
- 商品・提供する価値(そのお悩みを解決する具体的なソリューション)
- アンケート(作ったコンセプトの角度を高める意識アンケートでOK)
- 勉強会実施(無料で勉強会を実施し、悩める人の生の声をヒアリング)
- セールス(ヒアリングした生の声をベースにセールス実施)
具体性は商品や状況により異なる部分もありますが、基本的な全体像は上記になります。これを一歩一歩着実に進めるだけです。
[行動8]事業計画をたてる
何を進めたいかにより、事業計画をどのように組み立てるかは変わります。自身の想いを実現させる企画であるなら、一番はじめの事業計画は妥協のない内容を一人だけで決めることをおすすめします(この内容には、計画の良い悪いやできるできないは関係なく、あなたの想いが存分に込められます)。
3-3. 売れる仕組みをつくる方法
[考え方9]売れ続ける流れをデザインする
0→1は非常に難しくて重要な作業ですが、同じくらい重要なこととして売れ続ける仕組みをつくることです。マーケティングですね。商品の購入につながるお客様の流れをつくることです。
重要なのはこの流れを意識的につくることです。私が考える売れ続ける流れは
アプローチ対象:信頼なし・ニーズなしの層
- 気づきを与え、信頼を構築する
- ニーズを高めウォンツ(ほしい気持ち)を引き出す
- 提供するサービスが実現する状態をイメージさせ続ける
1~3を自分の商品や状況に合わせ具体的に構築するだけで売れ続ける仕組みが出来上がります。信頼なし・ニーズなしの層へのアプローチは仕組みとして行うものですが、まず最初に、既に自分との信頼が高い層にアプローチしましょう。
[行動9]パッケージ改善の継続
仲間で試行錯誤してようやく事業がスタートしたら、単純にその事業を継続させるだけです。継続のポイントは事業が社会に提供する価値を最大化しつづけること。事業を仕組み化すること、そして何より重要なのは事業をやっていて楽しいかどうかです。